パーマで失敗したくない！ 上手くかけるために知っておくといい豆知識
2017/08/01
パーマをかけたかったのに断られてしまった、という相談をいただくことがあります。
「なんでパーマをかけてもらえないんだろう」
「痛んでもいいからかけて欲しい」
そういう方も少なくないと思います。
でも、お金をかけてせっかくかけるパーマ。
可愛くなるためにパーマをかけるのに、髪がバサバサに傷んでしまっては本末転倒です。
今回は、上手にパーマをかけるため、失敗しないためのちょっとした知識をお伝えします。
なぜ痛んでいるとパーマをかけられないの？
カラーなどの施術を重ねて痛んでしまった髪は、髪の毛のキューティクルが膨潤して開き、髪の毛の内部の間充物質がでていってしまっている状態です。水分や油分がなくなっていて、乾燥して痛みになっています。
髪のダメージの原因は、カラー剤やパーマ剤に含まれるアルカリです。アルカリにより起こってしまうタンパク変性がゴワゴワのダメージ毛の原因なのです。
タンパク質変性とは？
タンパク変性は、簡単に説明すると卵がゆで卵になってしまう状態のこと。
一度ゆで卵になってしまうとまたもとの卵には戻れません。
髪もこれと一緒です。一度そうなってしまったらもとに戻すことは難しく、ゴワゴワになってしまいます！
ゴワゴワの髪の毛にパーマはかかってもバサバサで広がりスタイリングが難しくなります。
広がりってしまったり、パーマをかけた事によりスタイルが変になったりスタイリングしづらかったりしては元も子もありませんよね。
そのため、お客様の髪のことを第一に考えてパーマの施術を断ることもあるのです。
コンディションが悪い髪に体力のない髪に無理にパーマをかけてもダメージが進行するばかりできれいなパーマがだせません。
キレイなパーマの為にはダメージを抑えて行くことが大事なんです。
「上手くパーマがかからなかった」
「パーマをかけたのに失敗してしまった」
そんな方は、髪の痛みが原因であることも考えられます。
なりたいヘアスタイルにはどうしてもパーマが必要なのか？
パーマのように見せるスタイリング方法はないのか？
まずはそこを美容師さんとじっくり相談しましょう。
失敗したくない！パーマを上手くかけるための豆知識
実はあまり知られていないパーマの豆知識。
季節や年齢によってパーマの再現性は変わります。
季節によって変わるパーマの出やすさ
髪の毛は水分を含んでいます。髪の毛の水分量は通常でおよそ10〜12%ほど。
冬は乾燥する為、パーマは出にくいです。
冬にかける場合、デジタルパーマではないコールドパーマは特に注意が必要です。
コールドパーマは濡れている時に1番パーマが強く出るので、冬の乾燥する季節にはパーマは出にくいです。
逆に、湿気が多くなる夏はパーマが出やすいです。
かける季節によって強さをコントロールすると上手にパーマを活かせます！
「こんなはずじゃなかった…」と失敗しないためにも、パーマ初心者の方は乾燥する季節は避けるのがベターです。
加齢による髪の毛の変化
髪の毛は年齢とともに変化していきます。
年齢を重ねたエイジング毛と呼ばれる髪の毛。内部のタンパク質は30代をピークに減少していきます。
30代後半からはタンパク質の密度の低下が起こり、40代、50代になるにつれてどんどん少なくなっていきます。
髪の毛が細くなったり、少しカクカクとしたクセ毛になったり、パサついたりするのはこれが原因なんです。
エイジング毛と呼ばれる髪の毛は健康毛と違い、タンパク質の密度の低下にあるため、美容室で一回の施術によるダメージの負担が大きくなります。
そこで、パーマをかけたい場合は薬剤にこだわった美容室選びを。
パーマの上手い美容室は、お客様の髪質に合わせて薬剤を使い分けます。
パーマのお薬を優しい物に変えることで、キレイなパーマがかけられます。
上手にパーマをかける秘訣は、なりたいスタイルのためのパーマをできるだけ弱いお薬でかけることで、痛みにくくキレイなリッジやウエーブ、ボリュームが出せるのです。
パーマをかけるメリット
印象を変えられる
印象、雰囲気がカラリと変わります。
ずっと同じ長さでも、飽きたりする事なく人生とヘアスタイルを楽しめますね！
デザインの幅が広がる
カットだけでなく、パーマをかけることでヘアスタイルの選択肢が広がります。
パーマ、髪の毛を少し曲げるだけで、こんなにも印象が変わります！
カールによって変わるパーマのテイスト
パーマと一口に言っても、カールによって雰囲気が違うんです。
テイスト別にパーマのヘアスタイルを紹介します。
フェミニンエレガントなゆるふわパーマ
1つ目はフェミニンエレガント系です。
巻きすぎず緩やかなカーブが動くと華やかさを出します。
コンサバにもあるふわっとしたカールで、毛先の流れが重要です！
カジュアルなナチュラルパーマ
2つ目はカジュアルナチュラル系です。
うねりのあるカールで優しいナチュラルな印象になります！ランダムにフラットなウエーブ、軽い質感です。
こなれ感たっぷりのストリート＆モード系パーマ
3つ目はストリート、モード系です。
ランダムなウエーブによりシルエットが大きくなり、毛先の動きがでて目立ちます！
ボリュームがあるウエーブで強めのリッジをだすウエーブスタイルです！
パーマをかけるときは、失敗しないためにも美容師さんとしっかり相談しましょう。
パーマをかけたお客様で多いのが「自分では上手くスタイリングできない」という声です。
パーマをかけてくれた美容師さんにセット方法、乾かし方、スタイリング剤はしっかりと聞いておくのがおすすめです！
これでもかというほど、しっかり聞いてくださいね…！笑
よくデジタルパーマがかからないとか、かかりにくい話をききます。
何故デジタルパーマはかかりにくいし、かかりが悪いかと言うと
普通のパーマ、コールドパーマに対してデジタルパーマはウエーブが大きくでてしまうからなんです。
ウエーブが大きいというのは細かいリッジではなく、
大きめのカールがでやすいからです。
大きくウエーブがでる為いつも細かいウエーブのパーマをかけている方からしたら
かかりが悪かった、ゆるくてかからなかったと思いがちです。
実はこの大きいウエーブこそデジタルパーマの特徴なんです！
普通のパーマ、コールドパーマで大きめのウエーブを作っても乾かすと伸びてしまいます。
濡れている状態が一番カールが出るのがパーマだからです。
ですがデジタルパーマは乾いても濡れている時と同じウエーブで乾いて行くんです。
髪の毛を洗ってそのままの状態ならいいですがやっぱり乾かしますよね。
乾いても大きめしっかりカールがかかるのがデジタルパーマです。
大きめのカールを長持ちさせたい場合、デジタルパーマがオススメです。
パーマがかかりやすい髪質と、かかりにくい髪質
実はパーマがかかりにくい髪質っていっぱいあるんです。
髪の毛が太い場合は髪の毛のキューティクルが厚い為に薬が浸透しにくいんです。
改善策としては、パーマ液、薬の力を強くする事です。
強すぎて痛みが激しくなってしまう場合もあるので注意しなければいけません。
髪の毛が逆に細い場合もかかりにくいです。
髪の毛の中のタンパク質が少なくなっているので重力にさからって持ち上がる力が弱くなっています。
改善策としては、熱の力をかりてパーマをかけることです。
熱の力、つまりデジタルパーマですね！
白髪もパーマがかかりにくい髪の毛なんです。
白髪は普通の髪の毛にくらべて、脂質が多いんです。
脂質が多いと言う事は水分を弾きやすくなっています。
もちろんパーマ液も弾きやすくなっている為にパーマはかかりにくいです。
改善策としては水分をしっかり髪の毛に含ませてパーマの薬をつけます。
パーマの前にしっかりシャンプーしておくのも重要です。
以外とかかりにくい髪質って多いですよね、
髪質に合わせた薬、技術をする事でパーマはちゃんとかかるので安心してくださいね！
では、どんな髪が一番キレイにパーマがかかるのか？
それは、普通の髪質！
癖のない一番フラットな髪がかかりやすいです。
ですが、やはり髪の毛に悩みをもっている方が沢山です。
悩みを解決しつつ、理想の髪型、理想のパーマをかけたいですね！
女性は何故ストレートではなく パーマをかけたいのか？
